アルテック（artek）ブランドの歴史

アルテックは1935年にアルヴァ・アアルト（Alvar Aalto）や妻・アイノ（Aino）らにより、フィンランド・ヘルシンキで創業しました。アルヴァは20世紀を代表するデザイナーであり建築家、都市計画家。高名なデザイナーであるアイノとともに、数多くの作品を残しています。

アアルト夫妻の代表作「スツール・60（stool 60）」の発表は1933年のこと。スチールパイプを用いたモダニズム家具が多く発表される中、木材を用いたスツール・60は注目を集めて高く評価されました。これに自信を得たアアルト夫妻は仲間とともに、アルテックを設立したのです。

名声が高まったのは、1936年のミラノ・トリエンナーレにおいてです。出品されたのはたとえば「アームチェア・400・タンク（Armchair 400 Tank）」曲木による一体形成のアームと脚はインパクト十分で、現在もアルテックの定番となっています。

アアルト夫妻がデザインした製品とあわせて近年のアルテックで目立つのは、イルマリ・タピオヴァーラ（Ilmari Tapiovaara）やウルヨ・クッカプロ（Yrjö Kukkapuro）ら、フィンランドの次の世代のデザイナーたちの作品です。

国外のデザイナーとのコラボレーションにも積極的で、坂茂（Sigeru Ban）やドイツ・コンスタンチン・グルチッチ（Konstantin Grcic）、フランス・ブルレック兄弟（Ronan & Erwan Bouroullec）らが製品を発表しています。

その他人気シリーズ一覧

• スツール・60（stool 60）
• スツール・60B（Stool 60B）
• チェア・65（Chair 65）
• チェア・66（Chair 66）
• ルッキ チェア（Lukki Chair）
• アームチェア・41・パイミオ（Armchair 41 Paimio）
• アームチェア・400・タンク（Armchair 400 Tank）
• 153B・ベンチ（153B Bench）
• テーブル・80A（Table 80A）
• テーブル・81B（Table 81B）
• テーブル・81C（Table 81C）
• テーブル・82A（Table 82A）
• テーブル・90A（Table 90A）
• テーブル・90B（Table 90B）
• テーブル・90C（Table 90C）
• テーブル・95（Table 95）
• サイドテーブル・606（Side Table 606）
• パーテーション・100（Partition 100）
• ペンダント・A440（Pendant A440）
• ペンダント・A330S（Pendant A330S）
• コートラック・109C（Coat Rack 109C）
• ほか多数

アルテック（artek）の代表的なデザイナー

• アルヴァ・アアルト（Alvar Aalto）
• アイノ・アアルト（Aino Aalto）
• イルマリ・タピオヴァーラ（Ilmari Tapiovaara）
• ウルヨ・クッカプロ（Yrjö Kukkapuro）
• 坂茂（Sigeru Ban）
• コンスタンチン・グルチッチ（Konstantin Grcic）
• ブルレック兄弟（Ronan & Erwan Bouroullec）
• ほか多数